舞台裏
2009年 02月 27日
まあそれはさておき、僕が勤めることになったこの塾、かなりの期間を研修に割き、いきなり現場にはださない。塾の制度やら、受験システムやらをあれこれたたきこまれる。そして一番大事なのが模擬授業。あらかじめ教える教材を渡され、他の研修生を生徒に見立てて、ベテラン先生の前で授業するのです。そこでいろいろ批評をもらい、授業の質を高めていくというものです。
この模擬授業で僕は気づいたのでした。教えるのって難しい!!!
教科書に書いてあることは分かる。問題も解ける。しかし、それを何も予備知識のない人に1から教えるとなると話が全く変わってくる。
いきなり抽象的な事柄を教えたとしても分かるはずもない。分かってもらうためには、どんな導入から入ったらよいか、どんな比喩が使えるか、どんな板書にしようか・・・・等々考えなければならないことが山のように出てくるのです。そしてその上に”時間”という制約もついてくる。1つの簡単に見える単元を教えるためにかなり頭を悩ます日々です・・・・
先生が教壇という舞台でさりげなくしゃべっているその裏には、膨大な準備、蓄積があるのでしょう。
そう、僕達(特に人生経験がまだ浅い学生)は、世の中の、いわば表舞台しか見えていないことが多い。その裏に存在する決定的に重要なプロセスはほとんど見えていない。そして、それはお店に並べらている商品を見るときにも同じことが言えるのではないでしょうか。
お店の売り場という晴れ舞台に立つ商品。その裏にはいろんな人の様々な努力の蓄積がある。どんなささいな商品にしたってそうだと思います。僕達は普段なかなか意識することができませんが。
スタッフの僕が言うのもアレですが(笑)、とれたのという舞台にあがっている商品たちは、みな一流です。そして、それを裏で支える情熱、技術、歴史も素晴らしいものがあります。
日常ではなかなか実感しにくい「舞台裏」。目に見えない生産者の方の努力。こんなものもお客様に伝えていければと思います。 丹野@現場進出まで秒読み・・・・

▲ by toretano | 2009-02-27 00:35 | 多摩物産